カスタムキュー職人であるRichard
Black(リチャード・ブラック)氏のキューは伝統的なプロ好みの高級手作品で収集マニアやプロプレイヤーに最高級品として定評がある。アイボリーやステンレスなどを使った繊細な手仕事は匠の技を感じさせ、米国の市場でも定価では手に入らないプレミアムブランドである。
元々、株のブローカーだった彼は、顧客をゴルフやビリヤードでもてなしているうちに、George
Balabushka(ジョージ・バラブシュカ)氏のキューに憧れ、私財を全て注ぎ込んで苦心の末に、ついに、最高級品メーカーの一人になったという変わった経歴の持ち主である。努力家でピカソやエルテを勉強し、「ルネッサンス・マン」のニックネームがある。
Richard Black氏は他の多くのメーカーとは異なり、コンピュータ制御のCNC切削機械は一本物キューを製作する際に細かいインレイワークをするときのみ用い、基本はハンドメイドで仕上げる数少ないカスタムキュー職人である。彼のキューは「米国の現代のクラフトマンの美術工芸品」として、有名なスミソニアン博物館に永久展示品として飾られている。
彼のキューには12種類の基本パターンがあるが、その12種類の基本パターンの中のキューには、彼が製作するシンプルな一本物のキュー以上に人気があり、高価で芸術的価値が認められているものもある。
◆Richard Black Private Show◆
Richard Black氏の第一回目のプライベートショーがサウスイーストテキサス博物館で開催され、当社もこの記念すべき第一回目のプライベートショーにRichard
Black氏から招待されました。その際、Richard Black氏は、今後は大きなエキスポに参加するよりも、自らが主催するプライベートショーを全米各地の博物館や美術館で開催していきたい、そして、定番モデルのキューよりも一本物の高級品キューの製作に重点を置きたいとの抱負を語ってくれました。
正規代理店である当社でも今後もRichard Black氏の一本物の高級品キューを紹介していきます。