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キュー選びのABC
タップ選びのマル秘情報!
<ビリヤードタップ(Tip)選びのマル秘情報!>

タップの選択基準
結論からいうと、各々のプレーヤーの好みや使用しているキューとの相性もあり、実際にそのタップを使っているキューに装着して使ってみないと、自分に合っているかどうか判断ができないというのが実情です。そのため、多くの人々は、まずは入手可能なタップを片っ端から使ってみて、どのタップが自分に合っているか試してみています。


タップの価値基準
「タップのプレー性能は、最高品質の厚手の革素材が入手できるなら、一枚革タップに優るものはない」と基本的に考えているのは、長い歴史を持つアメリカやフランスのタップ専業メーカーや、当社とつき合い深い一部のプロプレーヤーのみならず、当社も同様です。彼らとタップの話題をすると、決まって、「タップのプレー性能は、最高品質の厚手のタップ用の革原料が入手できるなら、一枚革タップに優るものはない」との結論に落ち着きます。

しかし、「最高品質の厚手のタップ用の革」が入手困難な昨今では、一枚革タップを製作して均一な品質を保持するのは至難の業です。そのため、均一な品質を保持するために、薄い革を貼り合わせた「積層タップ」を製作することは、現実的で、かつ、有効的な解決法の一つです。

では、なぜ、昨今では「最高品質の厚手のタップ用の革」が入手困難となったのか?
実は、その理由を知る人は業界関係者といえどもほとんどいません。

ここで、その理由を一口で説明すると、時代の変遷と共に分業化が進んだ結果といえます。 昔と違い、「牛を電気ショックで殺すと殺場」、「皮を剥ぎ塩漬けにする加工場」、「皮をなめすタンニング工場」が今では完全に別業種として分業化され、お互いに直接関係がなくなってしまったことに起因するといえます。ですから、農耕牛がいなくなったアメリカやヨーロッパには、タップを製作するための「最高品質の厚手のタップ用の革」はそもそも存在しといっても過言ではありません。

タップを製作する生地としての革原料で「最高品質の厚手のタップ用の革」の元となるものは、一頭の農耕牛から、はがき大のサイズで2枚しかとれません。それも、5才を超える農耕牛の肩の部分で、厚みが最低9〜10mmあり、繊維が特に緻密に形成された革であることが必須条件です。

せっかく集めたはがき大の特別な肩の部分の革でも、特殊な二重のなめし加工をした後で最終選別すると、 10枚の中でタップの原材料となり得るのは、せいぜい3〜4枚だけです。最終検品で不合格としてはじかれた革は、今度は厚過ぎて用途が特殊なものに限られ、買い手がつかず、通常は焼却処分されてしまいます。

「最高品質の厚手のタップ用の革」は、これらの条件をすべてクリアした結果として生まれるのです。 このような、面倒で材料の歩止まりが最悪という過酷な条件で、選別、加工、ナメシの仕事を引き受ける業者は今日では、世界中を探しても、ほとんどあり得ないというのが実情です。当社では、このような「最高品質の厚手のタップ用の革」の製造を引き受けてくれる各々の業者を苦労して世界中から探し当て、当社の専属業者として、「最高品質の厚手のタップ用の革」の製造してもらっています。そして、この「最高品質の厚手のタップ用の革」をタップメーカーに供給しています。

タップにこだわるプロプレーヤー

かつて当社の契約プロとして来日した経験もあるアメリカの有名プロプレーヤーEarl Strickland(アール・ストリックランド)氏は、タップを色々と試した結果、「私にはタッドタップ以外は合わないし、タッドタップ以外は使えない」と語っていました。これは宣伝文句などではなく、Earl Strickland氏自身がプロとして優れたプレーをするのに絶対の条件で切実な問題として告白したものです。実は、タッド氏へのタップ用の革原料の供給は、すべて当社が長年担当しているので、Earl Strickland氏のこの発言はうれしい限りです。

タップを取り付ける前に

シャフトの先端部分に取り付けてあるパーツを「フェラル(先角)」ということは、ビリヤードにある程度の関心がある人なら誰でも知っていることです。時代の流れもあるでしょうが、現在では、フェラルの先端部分の径は標準仕様で13mmとしているキューメーカーが多いようです。確かに、タップを取り付ける(交換する)際、13mmの径のフェラルに13mmの径のタップを取り付けようとすると「熟練の技」が必要となります。ですから、通常は、13mmの径のフェラルには13.5mmか14mmの径のタップを取り付け、タップの余分なサイドを削り落として仕上げます。

ところが、多くの場合、何度もタップ交換しているうちに、微妙にフェラルも削れ、少しづつですがフェラルの径も細くなっていきます。そうなると、13.5mmか14mm、特に、14mmの径のタップを取り付けると、タップの余分なサイドを削り落とすという作業が意外に手間のかかる作業となってしまいます。なぜなら、サイドを削り落とす部分が多くなるからです。そうなると、即ち、フェラルの径が微妙に細くなってくると、取り付けるタップの径が13mmの方が取り付けやすいということがでてきます。特に、当社の多くのお客様のように、特注キューや特注シャフトを製作する際、シャフトのテーパー(形状)を指定しますが、その際にフェラルの径を13mmと指定するお客様は皆無に近く、多くの客様の12.5mmから12.7mmでオーダーされています(中には11.5mmでオーダーされたお客様もおられます)。このようなお客様には13mmの径のタップも取り付け可能で、13mmの方が容易に取り付けできます。

タップの取り付け方
タップの取り付けは旋盤なしの手作業で行うと難しいです。どのキューメーカーもどのメンテナンス業者も、旋盤を使わずにタップの取り付けをすることはありません。旋盤で回しながら、タップのトップとサイドを形成しなければ、綺麗に仕上げることは困難なのが実情です。

一般の方々は、タップの取り付けのために自宅に旋盤を購入するというわけにもいかないため、各種の刃物やツールを使用してタップの取り付けをしているのが実情です。タップの取り付けのためのツールには様々なものがあります。これらのツールの開発者であり、Creative Inventionsの創始者であるJoe Porper(ジョー・ポーパー)氏とは長年の付き合いですが、Joe Porper氏も認めるように、「これだけあれば完璧にタップの取り付けができる」といようなツールはなかなか開発できないのが実情だそうです。現時点で有用性が高いと思われるタップの取り付けのためのツールは以下ありますので、ご参照下さい。当社ではタップも各種販売しております。

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